<可変長サイドスタンド>



JA55 CT125 ハンターカブはサイドスタンドの角度が悪いと言うか、バランスが良くない。
サイドスタンドが寝すぎている為に、路側左に寄せてサイドスタンドを出して停車すると下手すると転倒するレベル

ので、可変長サイドスタンドをオーダー

G−クラフト  ワイドアジャストスタンド(¥9,680/)

社外品サイドスタンドで、全ネジで調整可能なサイドスタンドだと言うのだが………

センタースタンド掛けて、サイドスタンドセンサーを外し(8o)、サイドスタンド取り付けボルトナット(14o/14o)を外して入れ替えようとすると、 明らかにガタガタ……

測定してみると凹部勘合部の幅が、純正12.5oに対してコレは12.6o………

あと、肝である全ネジボルト回しての可変長調整機構なのだが………
最大長が純正と同じ長さしかないω

寝すぎのサイドスタンドを更に寝かせる方向にのみ調整が可能な上、サイドスタンドがガタガタ………
作った奴はハンターカブに実際に騎乗していないだろうな………
机上のプランを下手に実行してマトモな実地の最終チェックもしていない、とω

投げ捨てたくなる程の酷さだが、ただ捨てるのも惜しいので十八番の臨機応変創意工夫で

ガタの対処は、ステンレスのシム 内径12o/外径22oの厚さ0.1mm(¥96/)のをオーダー


シム 念の為他にも0.05o、0.02o、0.01oを予備にオーダーしたがω




可変長の延長は、ステンの寸切りボルトM12/P1.75/L110oをオーダーし、ユニクロの長ナット M12/L60oで繋ぐ
コレにステンナットM12/P1.75の3種(薄型)を2個オーダーし、ダブルナットで締結する。

仮組してみると0.1oシムでバッチリ 予備の0.05o/0.02o/0.01oのシムは無用だった
スプリングフックでフックを掛け、センサーも戻しておく。

全ネジの延長は先に仮組し、長い分を社外品本体の足の全ネジを30〜35oカットするコトに
ジスクグラインダーでテケトーにカットし、32o位切断 調整可能なので充分




カット 調整式なのでテケトーで充分

コレで組んで、あまり寝ない位の角度に調整してダブルナット締結

あと、足の角度は変わらない為、内側のみが接地する問題が…
やむなく薄い板ゴムをカットしてステンレスバンドと小ビスで取り付けて対処




赤丸がサイドスタンドセンサー 裏側に爪があるのでサイドスタンドを戻したポジションに動かしておくコト コレには爪が無い


角度が起きた分足先が浮く羽目に  




この位の角度に調整

久しぶりの酷い製品だったが、まあ何とかサイドスタンドの寝すぎの改善は可能に仕上げた

2020/10/10

追記 1

つま先が浮く問題だが、ゴムだとすっ飛んで上手くいかないので真面目に対策

丁度手持ちの部材に、金属パテがあった。



オイル漏れ走行不能等のカバー用金属パテ 偏執狂御用達ω

コレを刃物でキッチリ四割くらい切り出し、練る
数分で硬化開始して粘土のように成形可能になるので、スタンドの足に盛る




上側 抜け止めも一応


下側 必要ならヂスクグラインダーややすりで成形可能

コレでだいぶマシになったか?

2021/06/14