<FI機におけるクラッチスイッチのキャンセル>

殆どの機体には、セーフティ機能としてギアがニュートラルの位置か、クラッチを握らないとセルモーターが廻らないようになっている。

鈴木のようにニュートラルでもクラッチを握らないとセルが廻らない過剰で難儀な構造もある。何が難儀か?と言うと、、、、毎回クラッチを握るのが煩雑である事と、クラッチスイッチが破損するとセルを廻せなくなるからだ。

ので、、、、非常にうざったいのでクラッチスイッチの爪を折ったり取り外したり接点を短絡させたくなるが、FI機の場合はスイッチのON/OFF状況を判断して何か制御系で変えている、と思われる。
ので、「OFF=常時クラッチレバーを握った状態」にするような加工、即ち爪を折ったり接点の短絡や直コード、カプラーや金具を用いての短絡加工はしてはならない。

ま、「するな」と言われてもしたくなるのかもしれないが、、、、、何か不具合を感じたらコレが有力な原因だと頭に入れておくこと。

鈴木の機体以外なら、ニュートラル以外でセルが廻せなくなるが、「スイッチを取り外す」のが一番マシである。鈴木の機体で応急処置が必要ならば、スイッチを取り外してカプラーにホッチキスの針とかヘアピンや機体に用いられているコッタピンの流用、銀紙でも突っ込んでエンジンを始動させ、走り出す前に短絡を解除すれば良い。
例 KLX125Cのトラブル

2011/09/03