<ワイヤーへのオイル通し>


昨日、雨天の翌日だった所為か異様に6SHGのクラッチが重く感じたので、帰宅後クラッチレバーを外して各部の清掃とワイヤーへのオイル通しをしておいた。

で、「こういう事」も別枠で記載しておく事にした。

機体にはクラッチレバーワイヤーや、シールドされているため比較的問題の発生しにくいアクセルワイヤー、キャブ車ならばチョークワイヤー、EXUP等の可変排気デバイス装備機ならばEXUPプーリー駆動用ワイヤー等が用いられている。

まあ、、、クラッチ以外は滅多に点検整備する必要は無いのだが、、、、潤滑が切れると駆動が重くなったり摩擦等でワイヤーが切れたりと碌な事が無いので、一年毎とか車検毎、距離に応じて等定期的に行うようにはしたい。

作業には ワイヤーインジェクターがあると便利。こんなもの数百円のレベルなので是非購入しておく事。
スプレー式防錆潤滑剤、定番の呉5-56かWAKO'Sラスペネ等
最後にスプレー式グリスかギアオイルで仕上げる(CEOは添加剤 NNL690を5%入れたギアオイル80w-90)

コレらを用意し、ワイヤーのタイコ部を外しパーツクリーナー等で清掃してワイヤーインジェクターを噛まして、ノズル口からスプレー式防錆潤滑剤を充分叩き込む。その後タイコ部を持ってストロークする。コレで古いオイル/グリスを流し出すのだ。

防錆潤滑剤も有効ではあるのだが、耐久性に難がある。ので、清掃が終わったらスプレーグリスかギアオイルを差す。
スプレー式ならインジェクターを使えばあっさり解決する。

ギアオイルだと、ワイヤーの先にテープとビニール等でラッパ形状に漏斗を作って、ワイヤーを縦に保持して漏斗にオイルを溜め、タイコ部を持ってひたすらストロークしたり、一晩放っておきオイルを通す。

その後、レバー等にグリスアップして組み付けて終了。

清掃とグリスアップを同時に行ってくれるデイトナの ワイヤーオイルとやらもある。
コスト的にも問題だし、今のギアオイル+添加剤を気に入っているのでCEOは使ったことは無いが、手間を惜しむのならこういう手もアリか。

2010/12/15