<側車輪スペーサーカラーの異常磨耗>

ウィンターライドで側車輪ドライブシャフトが外れて以降に顕著な異音が発生したコトで、付随しての問題か?と危惧された横Gが掛かった際の側車輪からの異音だったが、どうやらウラル定番の不具合である側車輪スペーサーカラーの異常磨耗によって、側車輪自体が不安定化してブレーキディスクとブレーキパッドが擦れて異音が出ていた、と推測される。

ジャッキ掛けて側車輪を持ってみるとガッタガタだったらしい……

同様に、放置しておくと側車輪ディスクのフローティングピンが脱落したりといったトラブルに繋がりかねない為、本車側のタイヤ交換の際等には、側車側もジャッキアップしてガタが無いか確認しておく必要があると思われる。


ガンである側車輪スペーサーカラー 手前が摩滅したカラー  必要数は1個  ¥800位

某S崎モータースでは、オリジナルで鋼製カラーに換えているのだが、顧客以外の個人では入手不能。門真は 某S崎モータースと折り合いが悪く没交渉の為入手は断念。

狭いだけで特殊工具等も必要無く、グリス以外抵抗になるものは無く側車輪を外したら何とか取り外せるようなので、今後は予備をもっておくコトにする。

2020/07/04

追記  

マッド/スノータイヤをノーマルタイヤに戻す際に件のカラーを確認してみた


側車輪取り外した図 中途までカラーは引き出してある


この奥、シャフトとギアの内側に入る 

取り外しは、ピックツールとかで引っ掛けて引き出すだけ

まあカラーを引っ張り出さなくても、側車輪をフリーにしてガタが無いか手で動かしてみれば良い

2021/06/14

追記 2  対策部品

再度側車輪付近から異音がしていた為、色々手繰っていると件の側車輪スペーサーカラーは2020年式から品番変更されてフラットの一回り大型のモノになっていた


新型側車輪スペーサーカラー 

換えてみたトコロバッチリ異音もしなくなっていた。ので側車輪スペーサーカラーの摩耗で合っていたようだ。ウラルの構造変更点はイコール問題対策なので、このカラーと側車輪ドライブシャフトの自在接手から等速ジョイント化はこのあたりの不具合対策なのだろう。

ウラルの部品検索システムには2012年式のスプラインカバー以降になら適合する旨記載があったので、予防の意味も含めて2012〜2019年式モデルなら即換えておいた方が良いだろう。
2020年式からはこの部品に変更になっている。

対策前の品番は「IMZ-8.107-05520」で、対策品は「IMZ-8.128-05520」(¥599/)になっている

2025/04/17